零霊散の備忘録

平成生まれの30代。最近は競馬ばっかり書いてることに気付いた。

鐘の音(FGO進捗2021-)

※主にFGOアヴァロン感想
ネタバレ&ガチャ自慢注意
一部白字伏字

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毎度お馴染みになってきたFGO風サムネ画像

特別深い意味は無いけどちょうど時期が重なった打った打たないのアレについて

ちなみに僕は前者

ただ思ったより反動キツくてダウンしてましたとさ

 

本題

2021年6月に公開された第2部第6章

異聞帯No.6:妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ

 

ゲーム難易度:A +

シナリオ濃度:EX

評価:測定不能(良い意味で)

 

Fateといえばセイバーことアルトリアで円卓

その円卓が元ネタ地盤の1部6章:神聖円卓領域キャメロットが映画化(したけどコロナの関係で行けず)。今回2部6章アヴァロンで元ネタであるキャメロットをさらに弄るという濃厚濃密な内容。ただでさえ元ネタ基盤のアーサー王伝説が知識不足の上にキャメロットが来て履修するのが大変だってのに妖精国とか言われ、脳内はチェイテピラミッド姫路城状態。日本の円卓:ちゃぶ台をひっくり返す勢いで分かるかー!と荒れる。ただ分からないなりに楽しいんだわコレが。ブリテンことイギリス繋がりで言うならば、ウイスキー好きが高じてついにシングルモルトに手を出し蒸留所見学まで行ってしまう勢い。北海道:余市には行きました。コロナが落ち着いたらまた行こうと計画しております

流れでウイスキーに例えるならアヴァロンはまさにスコッチウイスキーシングルモルト。アードベックとかラフロイグのレベルでニオイに味に度数と高めでクセが強い。その点キャメロットは同じスコッチでもブレンデッドウイスキーな感じ。シングルモルトに比べればまあまあ飲みやすく、それでいながらお手頃価格。でもFateから入っていきなり円卓メンバー並べられたら困惑するのも仕方ない。だからまあ原作Fate及びそこから派生するZeroとか事件簿が今となっては入口としてちょうど良いのかもしれない。例えるならヒゲのおじさんで有名なブラックニッカ、ノンピートウイスキー

 

※大雑把な補足説明
ウイスキー:ちょっと強めのお酒。そのまま飲んでも良いけど水やジュースで薄めて(割る)飲んだりする。炭酸水を混ぜて飲むのがハイボール

ブレンデッドウイスキー:様々なウイスキーを混ぜて飲みやすくしたもの
シングルモルトウイスキー:混ぜられたウイスキーの元ネタ。コレはコレで美味しいが薬品のような強烈な匂いと燻された味で好き嫌いが分かれる上級者向けのなお酒。厳選された素材で丁寧に作られた元ネタだけあって安くても瓶一本で一万円はする
イギリス、スコットランドで作られたウイスキーをスコッチという

 

Fateも今となっては多方面で派生化のシリーズ化してきてスターウォーズやアヴェンジャーズしかりシリーズ作品どこから見れば良いか分からない問題ではあるけど、自分なりに並べ替えしてみるとアヴァロンはまあこれまで以上に濃かった。なのでFateシリーズよく分からないままの初見プレイはオススメできない

異聞帯特有のシリアスというか陰鬱というか胸糞悪い内容で、軽度の鬱がシナリオSANチェックに伴って悪化、まさに触れて汚染される聖杯の泥状態。感想ブログ(備忘録)更新が遅れた1番の原因はそこ。体調の悪化も重なり、文章作成に推敲が停滞してしまって基本的な習慣行動が全体的に麻痺して休止(限定公開分は除く)。接種後の運動はダメだ、とかあるからね。いろいろな問題が重なった結果。言い訳だけども

ただ逆に、理解できないからこそ精神的ノーダメージでプレイできると言えなくもないのが難しいところ。キャラの良し悪しだけで注目するのが悪いとは思わないからその辺は個人の主観

ストーリー(シナリオ)重視側としては原作Fateをアニメやマンガで履修したのちFGO第1部をクリアしてから入るのがベター。そのまま沼というか聖杯の泥に沈んでオベロンみたく闇に染まってしまうのがフツー

それでも足りないと思う人は考察班という名の時計塔の住人になるのがオススメです

 

一応僕は月姫からのまぁまぁな古参ファンではあるけれども、面倒臭い考察とかは抜きにアンソロとかカーニバル側で盛大にギャグってくれるのが好きなタイプ。一見矛盾しているように思われるところだけど、メインストーリーがシリアスであるからこそギャグとか日常路線が映えるわけで、「衛宮さんちの今日のごはん」は大好物なわけです。悲しいけどメインストーリーでは盛大に殺伐としてもらって全然かまわない

 

しかし何だ…
そういう思いとは逆というか皮肉というか、変なところで強運が過ぎるというか。アヴァロン主役であるキャストリアは2020年夏5周年記念に入手済みであり人権枠。千子村正も2021年正月ピックアップで入手。アヴァロン公開早々の記念ガチャでモルガンも入手。6周年記念で先行実装のコヤンスカヤ(光)に遅れてきたピックアップ新クラス:プリテンダーのオベロンも入手。福袋の微課金と配布石と符だけで数え役満状態

 

 

 

逆に課金に課金を重ねて汚染された人からは当然羨まれ恨まれるわけです

FGOを通して友だち何人失くすかな?状態

まあ、コレもある意味聖杯戦争ですよね

僕も神経図太くなりました

いや、だってさ?公開時期考えたらある程度ピックアップが連続して来ることくらい想定できるだろ?その上シナリオがFateの看板である円卓なら爆死覚悟で突っ込むべくそれまで温存しておくのがフツーだろ?ピックアップごとに脊髄反射で課金して苦しいのは運もあるだろうが自己責任だろう?オレを羨むのは良いけど恨むのは筋違いだろう?

みたいな感じで、心の中のオベロンが言ってます

3月のライオン全巻揃えてた
という先行課金が効いたのかもしれません

とはいえ夏のボーナス突っ込んで不発はさすがに気の毒というか、逆に言えばその金額分の価値があると思うと浮かれ気分を超えて逆に怖くなるわけで。ダメージ倍率はバーサーカーと似ていて、与えるダメージが大きい代わりに受けるダメージも大きいと。星5のSSR入手で喜びがある一方、シナリオ、攻略に期待値が高い分ダメージを受けて疲弊。シナリオ主役キャラ持ってるとパス通じてダメージ直で受けるから痛いんです

 

それにしても、

村正とキャストリアの組み合わせは反則でしょ!

シロウとセイバー異聞帯ver.!

Fate好きには刺さるしニヤニヤが止まらない
内容が濃いだけそこが唯一の癒しと言えなくもない

テーマソング【躍動】の予告というか、伏線の回収も見事

オベロンは何と言うか、プリテンダーという新クラス予想こそしていなかったけど、HFの流れみたく途中で汚染されるんじゃないかと思ってたのもあって、良い意味で裏切られたキャラ。アヴァロンのラスボスであり悪役な印象あるけど、妖精国はもう土壌からして腐ってるから逆に清々しくて、ダークヒーローな側面もあるんじゃない?と

思っていた以上にベリルが悪役でもなかった
マシュに対する歪んだ愛情が注目されやることなすこと外道の極みだと思うところはあるけれども麻婆神父の辛さに慣れて麻痺しているのか、そういう生い立ちがあればそういう性格になっても仕方ないかと思ってしまう僕

ベリルを擁護するというわけでもないけど、自分の感情が歪みなく真っすぐだと胸を張れるような性格をしているわけじゃないので、へぇ?そうなんだ?と軽く流せるような状態。僕のスカサハに対する愛情だってまあ歪んでいるわけで
現状FGOをプレイし続けているのはスカサハという推しありき。初期OP【色彩】での登場、空の境界コラボイベントCM映像で天秤が一気にそっちに傾いた。元々存在が公言されていただけに正式に実装されて即決。今でこそストーリー重視なFGOだけど当時はメンテ苦行に定評があったゲームだからスカサハが居なかったら今の世界線は無い。それだけスカサハ好き。実装後2回目のピックアップ当時石40個使用の10連で1発引き当てたのは運命であり奇跡だと言っていい。プレイ3ヶ月で期間限定大本命を入手したんだから勝負に勝ったし、夏イベで水着配布というオマケ付き。完全に波に乗った状態。それから2年後、ストーリーは異聞帯に変わってスカサハ=スカディも符で入手という強運。推し活こそ生の原動力を体現している
意外に思われるのは、スカサハのエロ同人誌とか買ってもなければ探してもいないという点。アニメ好きマンガ好きなら好き好き言ってるキャラのエロ同人誌エロ画像買い漁って自家発電に励んでいると思うのが定番らしいが、オレはどうにも「好き」という感情に「性」を混同させにくいらしい。LGBTになるのかどうかは専門機関に診断してもらわないと分からないが、性的趣向はあっても性的欲求と直結しにくい。その辺に関して生き苦しさを感じているわけじゃないから気にはしていないが、これまで付き合ってきた女性との関係性で亀裂が生じているのは大なり小なりそこに原因があるので歪んでいるとまでは言わないが特殊なタイプであるという自覚はそういう経験から
スカサハは本来不老不死的存在でサーヴァントとして召喚できないという設定だが、人理焼却で影の国が消滅し擬似的な死による特殊状態から召喚が可能に。聖杯に望むのは自らの死。厳密に言えば自分を倒してくれる存在の登場。まさにオレと同一の願望。出生の否定。存在の消滅。ベストマッチ!
もし仮に聖杯戦争に参加したのなら?立ち位置的にシード権があるとは思えないから偶然聖遺物を手にした人数合わせの参加枠だろう。本来あり得ないスカサハの召喚はイレギュラー。何かしらの制限があって常時デバフな可能性もあるが参戦しての途中敗退もまあ良し。メディアのようにスカサハが本来のマスターと契約が切れオレと再契約するパターンも良し。あるいはギルガメッシュのようにスカサハが8人目枠として受肉済みという展開も良し。スカサハの願いを叶えつつ自分自身の消滅を叶えるために残る6人のマスターとサーヴァントを撃滅するというのは他のメンバーからすれば動機として最悪だし手の込んだ“時差II”。まず共闘は成立しないし、正面からの正々堂々な騎士道的王道な戦闘もしない。FGOじゃ真名呼びが定着したもんだから「来いランサー‼︎」とかクラス呼びにちょっと憧れる。FGO世界線にしろ聖杯戦争にしろ、最後は自分にクー・フーリンを移植してのスカサハと殺し合いENDで良いと思うくらいには歪んでいるからベリルの歪みくらいなんてことないでしょう

ベリルなんかより人畜無害な顔してエグさ全開なのがオーロラで、妖精国が如何に腐っているかを表す象徴的存在。タイミング的に今の社会と重なって見えて、混乱に乗じる陰謀論者とその支持者信者の突撃部隊に吐き気を催すレベル。ある意味オーロラこそアヴァロンのラスボスと言えなくもないんだけど、そこは妖精国という成り立ちの難しさがあって、最初からすべてが破綻していた事実を話を読み進めれば読み進むだけ知ってSAN値削れる陰鬱展開。そうは言っても個人的に嫌いなのはやっぱりオーロラかな。妖精眼があるわけじゃないけど、手強い敵キャラよりどっちつかずで日和った味方キャラの方が苦手というか嫌いなんだよね僕は

 

メインシナリオはとにかくシリアスで張り詰めてて、どう転んでも胸糞悪くなる鬱展開が待ってるから合間合間のイベントでギャグってくれないと正直ついていけません

妖精国アヴァロンは菌糸類先生がシナリオなので聖杯の泥濃縮率も大変な状態だと予想はしていたけどここまでとは

自粛自粛で病んじゃってる時なのが1番失敗だったのかもしれない

 

でも型月好きなら高評価なんじゃないかな?

 

そんな感じでNo.6も終わり

FGOの終わりも近くなってきました

そうは言いつつもまだまだ長そうなんだよね

まあ寂しくも楽しみにしてます

 

以上