零霊散の備忘録

平成生まれの30代。最近は競馬ばっかり書いてることに気付いた。

馬券課金記録2024【零】

東京競馬場、現地記録

記録①、②と始めて【零】を出すマンガみたいな演出。Twitter(現:X)で通知済みではあるが、実は2月18日G1フェブラリーステークスにて2024年最初の馬券を購入済み、しかも現地。順序通りに書くならコレを①として中山記念から②とするのがフツーなのだが、新年1発目が初の東京競馬場で紙の馬券という状況。簡潔にサラッと?書けるわけねーだろ!と一旦保留にしておいた。故に今回はやや長文
ただ別にわざわざ1発目にしようと狙ったわけではない。1月はシフト変更、代勤入ったりと多忙。予想に中継観戦と時間が割けず、一応は成績、馬番に着順をチェックしていた程度で終わってしまった。なんかピンと来なかった、ってのもあるにはあるが
むしろ狙って行ったのは東京競馬場の競馬博物館で開催されているアーモンドアイ号顕彰馬選定記念展

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ぶっちゃけた話、フェブラリーステークスはどうせ東京競馬場に行くんだったら、で合わせたオマケだったりする。4月までの展示会開催期間中で東京競馬場行くのにちょうど良いところにあったレース、というのが本音だ
だから、ということでもないが馬券の結果は惨憺たるものだった。そこはサラッと行こう

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1、2、3番人気飛んで11、5、13番人気の9-7-8で決着というなかなかの荒れ模様。今年は堅く決まると思いきや、7:ガイアフォースが2着という結果に驚き。初ダートで馬券は無いだろうと印消した結果でコレ。1番人気5:オメガギネス14着、推してた3番人気4:ドゥラエレーデ12着でドカーン、というよりチーン。逆に清々しくて笑ってしまうレベル。ダートだけでも難しいが、中でもフェブラリーステークスは特殊なんだろう。ダート馬を見続けて推しを決めて追いかけていれば熱くなれたかもしれない。一応は単複応援と買ってみたりはしたけど、気まぐれで行くにしても、もう少し自分なりに前走/前々走を予習しといたほうが良かったかなぁ、少額でも馬券当ててれば100点満点だったなぁ、くらいの反省と心残り。G1レース開催日に現地:東京競馬場に来れただけでも目的の6割は達成したようなもので、初めて中山競馬場行った時のような高揚感。昔と違って今は多少の競馬知識もあるからずっとソワソワ。むしろ変に高額馬券(5000円以上)なんか当たってたらテンション上がり過ぎておかしくなっていたかもしれない。ほろ酔いレベル止まりでやらかさずに済んで良かった、とも言える。他に誰かいれば気持ちがそれなりにセーブできただろうが、今回は本命の件もあって勢いだけで決めてしまったために1人で来場。ある意味自分と、自制心との戦いだったと言えなくもない

以下本題、本命

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惚れ惚れする美しい馬体。出会わなければ競馬に入るのが数年遅れていたと断言できる。2017年9月オールカマーで競馬デビューし、翌2018年は分からないなりにクラシックから競馬中継を眺めエア馬券を嗜み、なんか強い馬いるなぁと思いながら予想を重ね、今年(2018)もスプリンターズS中山競馬場行こうと思うも台風接近につき泣く泣く断念し、不完全燃焼のモヤモヤした気持ちを抱えまま秋華賞牝馬三冠の誕生を目の当たりにして、よく分からない弾みでジャパンCの馬券を買って的中、しかも2:20.6のレコード。安いところの的中ではあるが、分からないなりに練習してきた日頃の予想、買い目が実を結んだ。慣れない馬券でドキドキしていたのがその日限りの吊り橋効果しているのかと思いきや、最終的にG1タイトルを9つ。初推しが競馬の歴史を動かすその衝撃にノックアウト。アーモンドアイ大好き

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2019年天皇賞(秋)元号が平成から令和に変わっての天皇賞っていう、令和フィーバーの真骨頂。そこで獲った馬連1点1000円勝負の馬券的中(エアだけど)9200円。エア卒業して馬券買うぞ!と決めたキッカケに
翌2020年天皇賞(秋)は皇帝シンボリルドルフ七冠から35年間超えられなかった壁を超えるアーモンドアイ八冠達成の歴史的快挙
同年ジャパンCで無敗の三冠馬を蹴散らして堂々の引退アーモンドアイ九冠達成
そしていま、上記したレースがあった東京競馬場に足を運ぶレベルに到達。いろいろと込み上げてくるものがある。どのレースも好きだけど、娯楽として競技として、そして歴史と一気に競馬に染まった。競走馬に魅せられるってのはこういうことなのか。スペースは小さかったけど他にもいろいろ大満足

他の展示エリアもまたすごい

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ちょうどアーモンドアイ展示の手前にどーん!まさかの不意打ち展示に僥倖、イクイノックス‼︎ 競馬に入るのが数年遅れていたと断言できる、その証明。本当に数年だったな、と。
あの一戦はちょうど発表されていた競馬名勝負列伝に物申すかのような
番目エントリー:2022年天皇賞(秋)


大逃げパンサラッサを見て
(;゚Д゚)なに━━━⁉︎
迫るイクイノックスを見て
なに━━━‼︎⁉︎∑(゚Д゚)


もしもあの時この東京競馬場にいたら、残り400〜200mで1000kcalくらい使って「届けぇぇぇ━━━‼︎」と思いっきりシャウトし間違いなく喉を潰していたことだろう。*1
そこから連戦連勝、135ポンド、世界ランキング1位
おめでとうイクイノックス

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特別展:白毛図鑑(何と最終日)等身大ソダシ‼︎
2022年ヴィクトリアマイルでの3連複的中は購入を悩んでいたNintendo Switch(有機EL)を買う決め手に。興奮のあまりオレも約1600m走りました。その節はお世話になりました

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外にはブロンズ像ウオッカ牝馬による64年ぶりの東京優駿:ダービー制覇、天皇賞(秋)ダイワスカーレットとの大接戦ドゴーン‼︎は有名。中山競馬場でもそうだったけど、これまでの歴史、伝統、記録に残ったあのレースがあった場所:東京競馬場に今まさに来ているという高揚感。アニメの聖地巡礼、神社仏閣、博物館、美術館巡りと似て非なる興奮。長い自粛生活からの解放感というバフが入ってるのかもしれないが、動き回れて知的欲求を満たせる快感たるやスゴイ

馬券こそ買わなかったが新聞を片手に軽く予想しつつレースをチラ見してはひたすら競馬場内をウロウロ探索。地下の地方馬券購入エリアがいい感じに穴場だった。地上と違ってトイレもベンチも空いてるしゆっくり休憩、一服できる
地下通路を抜け中央広場のお子様用公園エリアの新幹線を見つつ、至る所に貼ってある名馬ポスターを見ては足を止め大興奮

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ついにポスターで興奮できる領域になったかと思いつつも、今までマンガやアニメのポスターで興奮してた手前あまり客観的変化は無い…のだが

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ジャスタウェイ‼︎‼︎‼︎

英語表記Just a Way(その道)に笑ってしまう。元ネタはJust away(早く逃げろ)でマジ物の爆弾なのだが、天皇賞(秋)では三冠貴婦人ジェンティルドンナを4馬身差でぶっち斬り初のG1制覇。ポスターの国際舞台ドバイでは2番手が中継画面から映らない6馬身差でぶっち斬る圧勝で1:45.52のレコード。この活躍から「その道はオレの道だ」「早く逃げろ。逃げ切れるものなら」と元ネタを知らないであろう海外勢から勝手なダブルミーニング解釈をされ、何故か無駄にカッコイイ仕上がりに。実際「Just a way!!Dash away!!」って中継もカッコイイのよな。まさかの世界ランク1位、しかもレコードタイムは未だ破られていない。*2

そんなわけで初代世界ランク1位のジャスタウェイ、実はイクイノックスの先輩になるというまさかの繋がりに。マンガでも競馬でも通用するネタの塊、究極の逸材、交点であり原点。天皇賞(秋)の時は正直競馬もよく分からずただの大爆笑で終わってしまったのだが、スゲェと思ったのはドバイ後の安田記念。雨でコンディション悪い馬場の中、最後の最後の最後ハナ差、紙一重ジャスタウェイが先着した。1着ジャスタウェイと2着グランプリボスのゴール前の接戦、叩き合いはエンディング:サムライハート (Some Like It Hot!!)の坂田銀時と泥水次郎長(親分だけに本物のボス)の再現そのもの。銀魂のマンガ、アニメを知っていれば伝わってほしい興奮の一戦である

終幕、以下締めの戦利品自慢

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ターフィーショップでのお買い物
見ての通りほぼイクイノックス
左上:写真集3300円
右上:特集雑誌1500円
中央:ストラップ600円×2(1200円)
右下:アクキー1000円
合計ジャスト7000円*3
予定より買う馬券が少なくなった1番の原因が↑コレ。メインレース以外の馬券も考えたけど、思った以上の出費で自制。中でも特に異例なのがマンガやアニメグッズでもまず手を出さないアクキーをこの度初めて購入。というのもオレにとっては記念すべきレース2023年第168回天皇賞(秋)のイクイノックス。*4
中途半端な予想で量産したハズレ馬券を持ち帰るより確実なグッズを買った方が建設的だと判断。この日は競馬で勝負というより展示会、競馬場を楽しむイベント扱いなので馬券よりグッズ買い物優先。メインのフェブラリーステークスが的中すればグッズ出費と相殺できるかな〜、なんて思ったりもしたが結果は上記の通り。馬券こそハズレはしたが、人生初の東京競馬場はとても良かった

機会があれば、今度は勝負しに来たいところ

以上、記録【零】

*1:イクイノックス単勝500円買ってた。現地に来ていたら単複応援だけで2000円は使っていたと思う

*2:あのアーモンドアイですら1:46.78。パンサラッサは迫って1:45.77

*3:それなりに使った方ではあるがイベント行って同人誌買うよりは全然少なかったりもする

*4:天覧競馬、1:55.2のレコード、3連複、3連単的中、ジャスティンパレス複勝合わせ初の払戻し10000円超えを念願のG1でついに達成した快挙。ジャパンCのは既に売り切れ掲示され、天皇賞(秋)は見た感じラス1だったこともあって即断即決。何という幸運