零霊散の備忘録

平成生まれの30代。最近は競馬ばっかり書いてることに気付いた。

6Y

※2023年オールカマー観戦記録(10月某日改)

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競走馬とウマ娘で表記分け
正式名称なら競走馬:ゴールドシップ
略して書いたらウマ娘:ゴルシ


本題

2023年7月。G1馬タイトルホルダーが9月のオールカマーに出走を発表、8月中旬〜下旬に正式決定。4月末の天皇賞(春)にてレース中まさかの競走中止という残念な出来事があり、オールカマーを復帰レースにするという。これに大歓喜

オールカマーは自分にとっての記念レース。
2017年9月24日中山競馬場が人生初競馬場、馬券購入デビュー日のメインレース。今年の開催も9月24日日付が同じ。その辺りは前々からレーシングカレンダーを眺めて何とな〜く察していたが、

タイトルホルダーが出る‼︎
故障からの復帰‼︎

それだけで応援確定。自粛事情も5類となり、現地観戦の応援馬券に決まってんだろ状態。自宅からじゃ微妙に遠く時間がかかるので、前日に近場で1泊はしたいと8月の段階で宿を予約。2日分の休暇取得を盤石にするべくお盆休み等の休日を返上して連勤に続く連勤を重ね休暇を死守。レース前から気合い入りまくりでしたとさ


オールカマー

競馬に興味が無くても知ってるレース名といえばダービーか有馬記念か、せいぜいその他G1くらいなもの。名前だけは知ってる競走馬も、そういったレースでの活躍が名声に。競馬にちゃ〜んと触れるまでは自分がまさにそうだった。オールカマーなんて全然知らないレース名。《艦長》*1から「イベント日で入場料無料」「(翌週開催の)スプリンターズSの(競馬場の空気を知る)予習」という名目で行っただけにすぎない、レース自体は前菜感覚…だったのだが。ここ2年程で知名度が一気に上昇し、一般の人も食える話題の賄いメシ状態に。

何故そんな状況になったのか。それはウマ娘アニメ2期にて登場したターボこと、モデルである“逃亡者”ツインターボの活躍と、良くも悪くも『令和のツインターボ』という“称号”を持つパンサラッサの活躍があったから、とオレは分析する。

ウマ娘アニメ2期にて、引退を決意した主人公であるテイオーを引き止めるために頑張ったオールカマーでのターボの走り。というアニメ解釈での演出(と言っては失礼だ)が、史実1993年オールカマーの再現として完成度が高くズルいくらいに感動的。*2
そんなアニメを通しツインターボの名前が知られるようになったちょうど良いタイミング、昨年2022年166回天皇賞(秋)でパンサラッサが大逃げし、音速の貴公子サイレンススズカと重なる1000m57.4の通過タイムをマーク。フジ実況が「令和のツインターボが逃げに逃げまくっている‼︎」と叫んで日本全国に轟いた。
惜しくも2着と負けはしたものの、その後海外レースで勝利し1000万ドル(13億円)の賞金を獲得。時同じくしてターボがゲームにて実装、166回天皇賞(秋)を思わせるエンディング付き。

そして今年2023年は、史実ツインターボの逃亡劇から30年という節目。まさかの登場、タイトルホルダーの脚質は逃げ。

記念するレースでG1馬に会える喜び。馴染みのお祭りに有名芸能人が来たみたいな感覚なのだろうか
私は記念日とかジンクスとか大事にするタイプ
思い出とはそういう積み重ね

今年は大学時代からの大親友である数学博士*3も連れて。博士は大のアニメ好き、声優好き。ちょうどウマ娘効果もあってギャンブル印象は薄れ、博士にも競馬の布教がしやすい状況。これまで外出先が競馬場というのは少し微妙だったが、ウマ娘のアニメを知る博士も乗り気。4月に桜花賞観戦で中山競馬場に来ていたのもあり、自粛事情も5類になってフットワーク軽め。ちょっとした旅行気分。
前日土曜から近場のビジホで1泊する、というところからしても、お財布事情に気合いの入れ方が6年前とは段違い。この1泊2日の休暇を取るために8月からの連勤に続く連勤で頑張った。なんとか死守した2日間。レースが近付くにつれて、どんどんテンションがおかしくなっている。6年前まではそんな感じの艦長にややドン引きしていたが、今やすっかりこっちの住民、布教する側に。

そんなこんなで
2023年オールカマー
レース結果は13-2-8

13:ローシャムパーク
2:タイトルホルダー
8:ゼッフィーロ
△-◎-△


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的中🎯(1700円)-300円のガミ
3連複的中🎯(5380円)

本命タイトルホルダーは外から上がってきたローシャムパークに差され1-1/4馬身差の2着
それでも一応の馬券的中
大勝利!ってわけではないけどまあ一応
復帰戦ならこんなもんだろう十分、十分。と自分に言い聞かせるも、本命が1着になれないジンクスを発動してる感じがして何処か謎の罪悪感。故障休み明けの復帰戦なら2着でもやむなし、2着でも強し。だけどちょうど自分の右隣で観戦していた博士の、さらに右隣にいた見知らぬお兄さんが見せてくれたのは、タイトルホルダー→ローシャムパーク→ゼッフィーロの2>13>8の3連単(147.3倍)1点10000円の馬券。聞けばお兄さんは福島からタイトルホルダーを追いかけ観戦。天皇賞(春)にも現地に行って悲鳴をあげていたであろうガチのタイトルホルダー推し。なんやかんやで始まる競馬場での交流会。
しかし何だろう。いろいろな事情が刺さって、3連複的中しているのが逆に申し訳なくなる感じに。3連複で的中こそしたけど、それでもやっぱり気持ち本命の1着固定で的中したいよな、という欲張りな感情。3連複基準で3着圏内最有力と考えての本命だから、2着に来ようが3着に来ようがOKなんだけど、どうにも本命を1着固定で馬単だとか3連単で勝負するレベルにまだ達していないような気がしてならない。今回オールカマーでのタイトルホルダーに関していえば、故障明けの復帰戦という状況を考えて、無意識のうちに完全には推しきれない何かがあったのかもしれない。そういう意味では天皇賞(春)もオッズの関係あったとはいえ、タイトルホルダーを本命にはしてなかった。【予想と馬券は別】という有難い言葉があるが、それに付け足すのであれば、【予想と馬券と推しは別】といったところだろうか。
好きだから買うもアリ
好きだけど買わないもアリ
馬券にオッズという事情が絡むとなれば、その辺はシビアだ。現地観戦特権である応援馬券*4を買うのが個人的には精一杯だった。単複合わせて2000円出すのは自分の中でも破格の待遇。3連単1着固定というのにはまだまだ手が出ない。結果として、買わないのが正解だったわけなのだが。大本命の推しであるなら時として1着固定の馬単3連単を買う勇気も大事だなと学んだレースだった。

まあ、うん、それはそれとして。当たりは当たり。
馬券デビューでワイドを買ってからちょうど6年。推しを決め、そこそこ見る目が育ち、ゴール前で「タイトル‼︎」と名前を叫ぶ*5までに至り、3連複53.8倍を的中。最終オッズでこそ53.8倍だけど馬券買った13時頃は45.7倍だったから、現地バフ?(運気アップ)効果があったのかもしれない。競馬エイト(競馬新聞)持ってたことで意図せず抽選会に参加出来てクリアファイル貰えるラッキーも実はあったり。産経賞オールカマーだから実はその縁もあってエイトを選んで何かと買ってたってのもあったけど、抽選会やってるとは知らずラッキーだった。

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振り返って

 

6年前と比べ競馬に対するイメージが劇的に変わり、意気込みに熱量が変わった。ギャンブル要素は確かにあるけど、溶けるの一瞬なガチャ課金するより胸が熱くなるレース時間。アーティストのライブにでも行ったと思えば交通費に1泊かかるのがむしろフツー。チケット代の馬券と思えばハズレても安いし、今回は的中したからむしろ浮いてる。趣味なんだからお金をいくら使おうがどっちが上でどっちが下とか無いんだけど、ギャンブル要素という点を考えると「使い過ぎてない」というボーダーを一応意識。思い入れのあるレースで現地的中し、義理を果たした、って感じだろうか。

来年は初G1記念のスプリンターズS現地観戦と、出来れば馬券的中が目標。今年はオールカマーを優先した影響もあったり、月替わりのタイミング的に行けず。予想は良かったけど3連複安かったので高いところ狙ってハズレるというオチ。現地行ってたらオッズがイマイチでも良いと思ったら買う精神を維持しなければ

稼ぐ気持ち10%
楽しむ気持ち90%
自分に正直であれ

 

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昨年2022年オールカマーの本命、今回のタイトルホルダーと同じく応援馬券してた*6無敗で決めた牝馬三冠のデアリングタクトが引退を発表。

無敗も飽きたでしょう?と言わんばかりに同じく牝馬三冠にして初推しのアーモンドアイが先輩として実力を見せつけて2020年ジャパンC1着、G1-9勝。アーモンドアイはそのレースを最後に引退。デアリングタクトは3着。アーモンドアイの引退後ずっと気にかけてはいたけれど、故障、休養。復活を信じたものの勝ち切れず、結果として去年2022年ジャパンC4着が実質引退レースになってしまった。残念だけど仕方なし。
故障の内容も昔だったら即引退となるレベルだった。馬券はハズレて去年はオケラだったわけだけど、まあ写真撮れたのでヨシ。このハズレ馬券もいつか来るであろうウマ娘ピックアップ用に昇華できると思えば記念。思い出は残る。良いお母さんになって、次世代の子を応援できる日を願うばかり。
そして誕生した新しい牝馬三冠リバティアイランドとバトンは繋がる。今にして思えばオレの競馬は牝馬三冠と共にあるのかもしれない

 

2017年
競馬場馬券デビュー

2018年
アーモンドアイ牝馬三冠
ジャパンCにて運命的な馬券購入の的中

2019年【令和元年】
第160回天皇賞(秋)にて馬連1点1000円の大勝負で9.2倍のエア馬券エア的中。払戻し最高額である9200円。翌年から馬券を買うことを決める。

2020年
デアリングタクト牝馬三冠
アーモンドアイG1-9勝、引退

2021年
デアリングタクト故障、休養

2022年
デアリングタクト復帰
馬券には絡まなかったが、復帰戦のヴィクトリアマイルでその年1番の払戻し的中

2023年
デアリングタクト引退
リバティアイランド牝馬三冠

 

不定期でつづく

*1:大学の同期で競馬の師匠

*2:話の構成に数ヶ月を要したという徹底ぶり

*3:マジな数学の博士号持ち

*4:紙馬券に限り「がんばれ!」と表記される

*5:現地はシャウトしに行く場所でもあるのを学んだ

*6:実は去年も現地行ってた