「よし、周回するか」
━━━と、毎日欠かさずログインボーナスを得て、種火周回をする何気ない日常。ストーリーやイベント進捗報告とばかりにTwitterで発する話題のおよそ7割がFGOで、生活の1/3はFGOに支配されているといっても過言ではない現状
それについて、ちょっと整理
FGOをよく知らない人にも読めるよう頑張って整理
目次
概要と習慣化までの経緯
スマホゲーム「Fate/Grand Order」
略してFGO。TYPE-MOONこと型月作品「Fate」を軸に、他作品も含め共通する世界観を1点に集約したとも言える新しい作品。アニメやマンガのファンから、同人PCゲーム時代からの古参のファンも熱狂
そういう僕も「月姫」(2003年)から始まって「空の境界」に浸っていたタイプなのだが、FGOに手を出したのは2016年と遅め
今となっては定番というか当たり前なのだが、スマホゲームにしてガチャゲー。FGOに手を出す前までの僕のゲーム感は、プレステやDS等の専用のハードを買ってソフトを買うというスタイルだった。その場その場でプレイするのにお金が必要なのはゲームセンターか、PCオンラインゲームくらいなもので、無課金でプレイできるとはいっても、当時はまだ「ガチャ課金」というものに対して抵抗があり敬遠していたところがあった━━━
FGOが開始されたばかりの頃は、新コンテンツということもあって四六時中メンテしているイメージが強く、楽しむことよりも抱えるストレスの方が勝る印象だったので気にはなりながらも様子見…
その後メンテが少なくなり、プレイスタイルも安定し、ガチャゲーというのが一般化し始め、周辺事情や元々あった型月好きが背中を押してダウンロード(空の境界コラボCMが直死…)。この際、少なくとも1年、開始当時の物語軸でいうソロモン打倒の第1章クリアまでは無課金を貫く、と決め、自分の行動を制約(脳内設定セルフギアススクロール)。今でこそクリプター出現で第2章が続いているわけだが、第1章でゲームが終わってしまうのなら、課金してまで…という感情が当時はあった。課金するからには長続きするコンテンツであってほしい、という貧乏性丸出しの思考。ましてやガチャゲー、課金したところで目当てのキャラが出る保証はない。何よりトレーディングカードみたいに手元に形として残らない。僕はどちらかというとノーマルカードでも何でもいいから手元に何かしらの形で残るものに出費したがるタイプで、しばらくの間は無課金のまま楽しんで、グッズ等での出費を最優先にしておくのが無難と判断した
(ガチャ課金に絞って話そうとすれば色々と長くなりそうなので、この場では割愛)
結論だけ言えば、そういう貧乏性故の無課金精神が、毎日欠かさずログインをするという習慣を生んだわけだ。でもこれはまだ、習慣化する序章に過ぎない
魅力
というか、僕にとっての入口。毎日欠かさずログインするのは、何もログインボーナス(石)の為だけじゃない。元々持っていた型月ファンエネルギーがそうさせるというのも大きいだろう。1番の魅力は何と言ってもストーリーだ
FGOに入るまでのアプリゲームと言えば、通勤通学中の電車内とか、飲食店にて順番待ちをしている時とか、ちょっと時間の空いた時の暇潰しに起動させるというのが一般的だったが、この手のゲームはパズル等ストーリーは無いようなもので終わりが無い
だからこそ、考え無しに気軽にプレイできて途中で中断しても惜しくは無い
それに対してFGOはサウンドノベルに近い。ゲームでありながら感覚は本。僕は一度読み始めたら、区切りのいいところまで中断したくないタイプ。人にもよるが、例えるなら何となくテレビをつけてザッピングしているのがパズルゲームだとすると、FGOはゴールデンタイムのドラマといった具合だろうか。僕はマンガに小説、アニメにドラマはそれに合わせた時間を確保して、事前にトイレを済ませて軽食に飲み物をスタンバイしてガッツリ集中してしまうタイプ。使用しているメモリ量がまあ段違い
ストーリーを見るにはステージクリアが必須。となれば、キャラクターの育成が必要不可欠。そのため隙間時間は経験値稼ぎ(種火周回)という形でプレイ。結果、時間さえあれば永遠とFGOな日常になってしまうのである
ちなみにプレイする毎にスタミナを消費する、というゲーム設定はちゃんと存在しているが、毎日ログインをしている上に後述するイベント等を制覇していることもあって、スタミナ回復アイテムが先日700を超えた…。回復まで待つなどという概念はもはやあって無いようなものになってしまっているが、規則正しい生活をしていれば連続して使うこともあまりないので、結果貯まる一方という現状。…Unlimited?
他作品とのリンク
繰り返すがFGOは原作Fateを軸にした型月他作品の集合体。元々あった共通の設定に世界観が伏線として機能し、回収もとい解説されることがある。古参のファンにとっては妄想考察が止まらないし、逆にFGOから入った人は他作品を見てみようというキッカケにもなる要素
スピンオフ含めシリーズが多く長い作品は、何処から手を出していいか分からないとか、どうせ見るなら1から見たいという意見が大多数だと思うが、何だかんだ言って結局敬遠して、入るに入らないで終わってしまうというのも大多数だと思う。それをアプリという形で気軽手軽に始めて解決!
………気が付いた時は、沼と流砂と粘着テープハウスの中。「これまでのシリーズ見てなくても、全然分からなくても入れるよ」という作品は、“こちら側へようこそ”という案内板なのかもしれない
イベント
正月から始まって、バレンタイン、ホワイトデー、水着回、運動会、ハロウィン、クリスマス、その他放送中のアニメコラボと、期間限定ピックアップキャラをぶら下げて定期的に開催される
イベント内容はシリアスで濃密なストーリー本編とは違って、ギャグ要素多めの息抜き程度の内容。簡単に言えば、放送予定、放送中のドラマ主題歌特集や、その俳優が番宣も兼ねて料理や賞品を狙ってクイズやスポーツで勝負するバラエティー番組みたいなものだ。ストーリーには全くと言っていいほど関係無いが、劇中シリアスに戦っていた人がトークで暴走するかのように、好きな人は本当に好きだろう。視聴者全員サービスみたく、ゲーム中にキャラクターが配布されるとなると、もう本編と同等の熱量になってしまう。そこで更にゲーマーを加熱させてしまうのが、通常ステージでは入手率の低いアイテムがイベントステージでは高確率かつ低コストで回収できてしまうという点だろうか。これもまた飽きさせない魅力の1つと言える
とは言いつつも、僕はあまり物欲がある方では無いので、必要最低限のノルマをクリアしてしまえばそれで終わりなのだが━━━
ここで言う「必要最低限のノルマ」は本編進行具合で変化するところなので何とも言えず…
キャラの豊富さ
ガチャゲーとなれば言わずもがな。とにかくキャラが豊富で担当声優も豪華。声フェチの心を掴んで離さない。昨今は声優が大人気だから、声優からゲームに入った人もいることだろう。担当したキャラに限ってSSRで、注ぎ込んで回して出なくて絶叫している人もいることだろう
キャラの性能や強さに関しては、スマッシュブラザーズで追加されるキャラに大興奮するのと同じ。イベントや新章でピックアップされると、Twitterのトレンドに入るするのはもう珍しいことじゃない。ある意味、出演俳優発表みたいなものだろう。他作品とのリンクという点においても、ゲーム本編中ではまだ未登場のキャラがそろそろ登場するんじゃないか、という期待も大きい
その上で複雑かつ巧妙なのが、同名キャラの別バージョンが豊富という、マニア・コレクター魂を刺激するところだ
この辺は物語上説明が難しいが、イチロー選手がピッチャーで登場するような感覚と言えば分かりやすいか
イチロー選手は外野手だけど、ピッチャーとしての才能もあることで有名なのと同じく、[剣]の使い手だけど実は[槍]の使い手でもあったという、他作品で薄っすらと存在した設定が伏線となり、別個体として登場する。なので、古参のファンは歓喜乱舞。ある意味全ポジションオールイチロー選手のドリームチームが作れるようなもの
王の話をするとしよう
その一方で、外見が変わってより強くなるスーパーサイヤ人1・2・3みたいなのが個別に次々に出てくることで、上位キャラがいれば下位キャラは不要みたいに扱われることがあまり無い。代わりに、別ver.になることで必殺技が変わり性格が少し異なるなど個人の好き嫌いはあれど、キャラ能力での上位互換性はあまり見られない。なんとも絶妙なゲームバランスだ
とはいえ結局のところガチャゲーなので、高ランク低ランクは存在し、結局のところSSRが最強で全てという見方もあるにはある。しかしストーリー序盤でこそSSRが断然有利とされていたが、今ではSSR頼みの脳筋プレイでの攻略は難しく、相性や技を考えて、低レアキャラも上手に育成することが求められている。それはポケモンとかの感覚に近い。それ故に、片手間でプレイするのは少し難しいとも言える
ポケモンついでに言ってしまえば、ガチャピックアップなんてものは、通常コラッタとかポッポしか出てこないところに期間限定でミューツーが出てくるようなもの…。持ってる持ってないでのアドバンテージはあるけど…トキワの森でキャタピー育てても頑張れるよ?という具合…
ちなみに最近は「〇〇の使い手でもあった」などという元ネタを一切合切無視して別ver.キャラが次々にイベントを通して登場してくることもあって、回を重ねるごとにイベントのギャグ要素が増えると同時に、シリアスな元キャラの固定概念が崩壊するかのようなギャグキャラ化状態になっていたりもする。姉ビーム!
その一方でストーリー本編が濃密で重くなるから、ギャグ要素豊富なキャラを残し、シリアスで重いストーリーを中和させたい狙いがあるのかもしれない。おかげでストーリー上ではシリアスな空気の中戦っているはずなのに、使ってるキャラがイベントキャラだと必殺技演出が水鉄砲だったり、打ち上げ花火にさせられたり、クリスマスプレゼントを投げつけられたりと、愉快痛快の極み
FGOスケジュール
そんなわけで、FGOのスケジュールを並べてみると大体こう↓なる
1月:正月
2月:バレンタイン
3月:ホワイトデー
4月:エープリルフール(※)
5月
6月
7月
8月:水着イベント
9月:運動会
10月:ハロウィン
11月
12月:クリスマス
(※4月1日限定の特別アプリが誕生した)
タイムテーブルで見ると以下の通り
0時:日付変更、ミッション更新(月曜)
1時
2時:原作ジンクス(※)
3時
4時:ログインボーナス
5時
6時
7時
8時
9時
10時
11時
12時
13時:メンテ開始推定時刻
14時
15時
16時
17時
18時:メンテ終了推定時刻&ピックアップ開始
19時
20時
21時
22時
23時
24時(0時)
(※この時間のガチャは当たる的なもの)
こうして見ると隙間ばかりで、冒頭で書いたのが嘘っぽくなり「生活の1/3がFGOに支配されているなんて言い過ぎだ」なんて思われるかもしれない。が、不定期故に書けない項目が多々存在する…
特にストーリー本編。据え置きゲームとは違い、ステージをクリアしても更新待ちが発生するため次々に出てこない。その間ログイン離れしてしまうのを避ける為か、イベント復刻という形で昨年のイベントが修正を含め+α要素を微妙に追加して再放送してくる。それが終わったらまた新しいイベントが始まる…!そして来年(おそらく)復刻される…!
バレンタインだとか季節に合わせたイベントならば、毎年恒例としてある程度心の準備が出来るのだが、アニメコラボイベントや、映画連動企画等々いきなり始まることも珍しくない!
という事情を踏まえて見直して見ると↓
(2019)
1月:正月+プリヤ復刻
2月:バレンタイン+CCC復刻
3月:蜘蛛+大奥
4月:エープリルフール+ぐだ帝都復刻
5月:事件簿
6月:鳴鳳荘
7月:ぐだぐだ本能寺+サバフェス復刻
8月:水着イベント
9月:運動会
10月:オニランド復刻
11月:セイバーウォーズ2
12月:クリスマス
0時:日付変更、ミッション更新(月曜)
1時:アニメステージプレイ
2時:原作ジンクス(※)ガチャ勝利!就寝
3時
4時:ログインボーナス
5時
6時:起床、ログイン、軽く周回
7時
8時
9時
10時
11時
12時:昼休み周回(メンテ備え)
13時:メンテ開始推定時刻
14時
15時
16時
17時
18時:メンテ終了推定時刻&ピックアップ開始
19時:周回(orストーリー進行)
20時:コツコツ周回
21時:フラッと周回
22時:気休めに周回
23時:就寝前に周回
24時(0時):アニメ視聴
こうして見ると今年は結局Apocryphaコラボ復刻無かったな。最新話を見てるとガチャ欲上げてる感あるから、正月明けに来る可能性は高そうだ。新素材で育成周回どうするか…。福袋ガチャと、正月ピックアップ週間を乗り越えて、バレンタインはまたフルボイスの可能性、周回必須。百重塔イベが復刻もしくは2になって、また使用制限になるかもしれないことを考えると中堅クラスの育成も予定に。3月末にHF映画があるから今度こそあの人の実装ピックアップも視野に入れないとだし、キャメロット映画も公開日次第ではピックアップ始まってあの人も実装されるかもしれないしetc.etc.…
やることが…
やることが多い…‼︎
━━━という具合で一年中、一日中楽しんでます!
ちなみに空き時間は寝てるか仕事
仕事中、飲み会、デート中は基本プレイしません
そこはちゃんと分別
まとめ
ゲーム依存症だとかスマホ依存症とかギャンブル依存症とかあれこれ言われて問題になっているけれど、そもそも「〇〇依存症」って本来ならば医師が出す診断名。なので、自称するならまだしも誰かに向ける言葉ではない
スマホ依存というのは、逆に言えば日常生活の大半がスマホ1つで解決するようになった現れ。そんな画期的なアイテムを依存が怖くて手放すなんて前時代的発想。違う解決策を模索するのがベター。FGOはついにゲームを通してアニメまで観れるように。小説、マンガ、アニメ、ゲームがスマホに濃縮されていった結果。かがくの ちからって すげー!ってヤツだ
ガチャは確かにギャンブルだけど、うーん………長い目で見れば投資。廃課金超課金とかしてくれる層がいるから、コンテンツが成立しているわけで…。アニメ化して映画化も決定済みだし消費は重要
上限金額設定はちゃんとしましょう
(ちなみに僕は確定ガチャ課金のみです)
良く言えば習慣、悪く言えば中毒。何事も程々が大事ってこと。程々がどの程度かは知りませんが…
これまでのFGOプレイ記録をマンガ単行本に換算すると(2016年〜2019年12月)、少なくても大体50冊分くらいにはなるんじゃないかな…。最近は1クールアニメが大半で、頑張っても2クール。バビロニアアニメ(2019年12月下旬現在)だけでもなかなかのボリュームなんだから、FGO全てをアニメ換算したら大変なことになるのは分かると思う
大変だし、忙しい
でもその分とても面白い!
最後の最後まで一読していただき感謝
フレンド募集中。上級者初心者問わず
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— 零霊散/寒い時は筋トレで暖 (@Salty_fox) 2019年12月23日